画像や動画を直感的に制作でき、ブログやSNS運営で大活躍のWebサービス「Canva」。
そのCanvaに、AI作曲機能を持つアプリ「MelodyMuse」が追加されたことはご存じですか?
この記事ではブログ業の傍らDTMで音楽制作をしている私が、CanvaのMelodyMuseの使い方や利用した感想を書いていこうと思います。
特にCanvaで動画を制作する方には必見の機能だと思います!
ぜひご覧ください。
MelodyMuseは無料で使える?
MelodyMuseはCanvaの無料会員でも利用することができます。
使える機能の制限などは特にないようです。
MelodyMuseの使い方
「アプリ」の検索バーで「MelodyMuse」と検索します。
アイコンを選択すると、サイドバーで入力ができるようになります。
「Describe your music」の欄が一般的にプロンプトと呼ばれる、指示を書き込む場所です。
「Duration」は生成する曲の長さで、数字が秒数です。
最大は30秒です。
2つの欄を設定して「Generate」をクリックすると、曲が生成されます。
生成中に画面を切り替えると、生成がキャンセルされてしまうので注意です。
MelodyMuseで作った曲と感想
ここからは、実際にMelodyMuseで作った曲とその感想を紹介していきます。
まず最初は、Describe your musicの欄に「j-pop」と入力し、時間は10秒に設定しました。
ギターが中心のバンドサウンドな曲が出力されました。
これが初めての出力だったのですが、コード進行に違和感があります。
別の端末から同じ設定で試してみました。
今度はシンセサイザーの音が目立つポップな曲です。
どうやら同じプロンプトでも生成されるたびに違う曲ができあがるようですね。
プロンプトは「j-pop」のままで、時間を30秒にしてみました。
パーカッションが印象的な曲が生成されました。
盛り上がりそうな雰囲気がありますね。
今度はプロンプトを「piano and sax jazz」、時間を10秒にしてみました。
楽器のチョイスは受け付けてくれるようですが、なんともアンティークなサウンドになりました。
プロンプトを「piano and sax jazz」、時間を30秒で試してみました。
アンティークを通り越して、何だこの音は…?
トランペット混ざってない…?
「piano and sax」で10秒にしました。
ジャンルを指定せずに出力してみましたが、ジャズ調になりましたね。
「violin and guiter」と入力し、10秒にしました。
これは何でしょうか…。
不思議な何かができあがりました。
AIくんを混乱させようと意図しての楽器チョイスだったのですが、見事に混乱してくれたようです。
オルゴールの曲を作ってみようと考え、「musicbox」で10秒で出力しました。
ちなみに「オルゴール」とはオランダ語由来の和製外来語で、英語は「music box」なんだそう。
ホラーゲーム…?
なぜか短調になってしまいました。
長調(明るい感じのメロディー)を意味する英語「major」を追加し、「musicbox major」で10秒で出力しました。
長調に近づいた気はしますが、まだどこか悲し気です。
「musicbox happy」、10秒で出力しました。
若干明るくなった気がします。
考えられるMelodyMuseの利用方法
作曲する人間としては「面白い曲だな!参考にしよう!」となりそうな、ならなさそうな…。
プロンプトの研究の余地もありそうですし、遊ぶ分には非常に面白いアプリかなと思いました。
ただ、SNSに載せる短尺の動画で、著作権フリーの音源をさくっと用意したいというような場面では非常に有用なのではないでしょうか。
おすすめの使い方としては、次のようなプロンプト入力がよさそうです。
「ジャンル名」+「楽器」
雰囲気を表す単語を追加してもよさそうです。
これからも注目して使っていきたいアプリです。